池袋に看板のない常連が通い詰める居酒屋があるらしい・・・
池袋にある居酒屋は数知れず・・・
しかし、その中に看板が出ていないのに毎日毎日賑わっている居酒屋があるらしい。
そんな噂を聞いたからには調査しなければ!(情報源はいつもお世話になってるTさん)
▼早速スマホで検索!
「池袋 KOU」と検索してみると食べログがあったので見てみました!
▼気になる点数は「3.60」!▼
これは行ってみるしかないということで早速調査です。
本当に看板がなかった!居酒屋「KOU」
本当に、いや本当に駅から遠い!
駅から歩くこと1km弱。時間にして15分は歩いたでしょうか。
周りを見ても途中までは居酒屋とかお店あったのにひっそりとした住宅街。
▶︎住宅街を歩く。本当に居酒屋に向かっているのか・・・
そんなことを思っているうちにつきました。
▼外観
どこ探しても看板なし!うーんこれは見つけづらいですね。
外にある自転車は常連さんのでしょうか?
装飾も薄緑のペンキで塗ってるだけだし、特に綺麗な印象もない。
ひとまずここまでをまとめると
しかし、食べログの評価も高いし、こんな外装にするのはよほど自信のある証拠!
早速入ってみます。
これは大変だ!常連になりたくなるのもわかる・・・
入ってみるとカウンター席が6、7席といったところ。
今回は予約しておいたので座れたが、その席を除くと完全に満席。
(後からも入れ替わり立ち替わりでお客さんが来るので予約は必須かも知れません。)
店内は薄暗い照明でカウンター越しにはご主人がお一人。
料理もお酒も配膳もこのご主人が切り盛りしているよう。
▼机の上にはボードに挟まれたメニュー
ほうほう、いろいろ美味しそうなのがあるなぁ・・・・ん?ちょっと待て!値段!!!!
いやいや少し安すぎないか?割と少しづつしか出てこないのか??
お酒も安い気がする!どれぐらいの量かわからないけどチェーン店と比較しても大差ない!
外装とか初期費用にお金をかけていない分安くしてくださってるのなら
先ほど、外装が云々言ったこと謝りたいぐらいです!
▼日本酒も安いので気になって聞いてみるとゴソゴソとしたから出してくれました。
おおお、いいじゃないですか。吟醸以外にも本醸造とかもありますが幅広くあっていい感じ。
なくなるたびに料理とかの相性も見ながら買い出しされるそう。
こうなったら乗ってきました!美味い日本酒を飲もう!
となればいうことは一つ!!
「大将!!オススメください。」
日本酒をしっかりと揃えるお店ならこの一言でまず間違いない。経験です。
▼選んでもらったのは「特別純米川鶴」
今回は144ml(一合弱)でいただきました。
お味は強めの酸味と甘み、舌の上でどろっとひろがるとろみが特徴的。
揚げ物や煮物などのインパクトのあるお料理に合いそうです。
どこまで店主の方が気を使ってくださったのかわかりませんがここまで歩いてきて少し疲れた体にはこの強めの味が目がさめるようで「よし。酒飲むぞ!飯食うぞ!」という気持ちにさせてくれました。
そこまで狙っていたなら本当にすごい。
▼お通しは「もずく酢」
味付けは三杯酢。酢、醤油にみりんを加えて作られた三杯酢が効いてます。
ほのかな甘みの三杯酢。二杯酢や土佐酢のもいいんですが個人的には少し甘みのある三杯酢
より嬉しいのはここにすだちやかぼすが入っているのがもっと嬉しいけどこれは贅沢な欲求なのかも知れない。
お味は美味しいですね。こちらも歩いて疲れた体には酸味が効いて嬉しいです。
▼注文一品目「玉こんにゃくの煮込み」
今回は一緒に行った人がカラシがダメだそうなのでカラシ抜きでお願いしました。
玉こんにゃくはスルメでとった出汁で煮込んで作るらしいと効いたことがあるのですがスルメで煮込んでるのかはわかりませんでした。
(そもそもそれほどスルメ出汁の味を判別できる自信がありませんが・・・)
それでも味は出汁の風味がしっかりしみこんでいていい味でした。が、やはり玉こんにゃくの魅力は食感。コリコリっとしたこの食感がたまらない。山形おそるべし!
▼お次はお刺身
この刺身見ただけで魚が特定できたらすごいと思う。
私自身釣りも好きですし、寿司屋も数多く行っていると思います。
しかしこちらは初体験「やがら」です。
やがら??それ何?となると思います。私もぼや〜って鼻の長い体躯が思い浮かぶ程度の魚。
▼やがら
個性的ですよね。調べてみると高級魚らしいですね。
知らなかったのは不覚です。早速メモしておきました。
さて、お味のほどですが、味は白身で程よい脂ののり加減。醤油をうっすら弾くあたり、美味しそうだと見た目でも思えてしまう。
当然脂が乗っているので甘みがあります。そして白身なのでマグロのようにとろけるというよりはしっかり歯ごたえがあり、噛んで旨味を感じる楽しさがありますね。
次回またあったら絶対頼むでしょうね。
「やがら」しっかりと覚えました。
▼豚の角煮
しっかりと仕込まれたこの角煮、当然ほろほろとしていて、その上、中までしっかりと味が染み込んでいました。
こういう手の込んだ角煮だといいお店なら大抵安くても1000円弱するものですが、こちらは500円。本当にこんな値段で提供していただけるとはびっくりです。
▼豚のもつ煮込み
豚のもつ煮込み。
これに関しては食べてみてほしい。口で、いや文字で説明するのが難しい。
もつ煮込みって安いチェーン店でも取り扱われていますが、そういうのとは少し違います。
ここのもつ煮込みは上品というか調味料で味わわせるというよりも素材と味付けの融合で味わわせているところがやるなぁという感じです。
もちろん味付けで勝負するのもありですが、このあたりが料亭の雰囲気が出るのでしょうね。
こちらは¥450−。すごいです。
▼ここらでお酒も追加したので酒の肴らしいものを・・・
こちらは干しホタルイカの炙り。
スルメイカを干したスルメが出てくるのはよくあることですがこちらはホタルイカ。
ホタルイカといえば基本的には5月ぐらいですが、干しとなれば年中出回るようですね。
それにしても日本酒とイカは合うんですよね。組み合わせは最強です。
あっという間に4合いってしまいました笑。
▼せっかくなので小鍋もいただきました。
今回は牡蠣の赤味噌仕立て。
大ぶりの牡蠣が5つ。そして白菜やネギ、こんにゃく、豆腐などなどと具もたくさん。
早速すくっていただいちゃいます。
牡蠣大きくていいですよね!
プリップリの牡蠣。冬が旬ですので間違いなくうまいはずです。
さて、問題のお味ですが、まあ言わずもがなうまい!
プリップリの牡蠣から出てくる濃厚な風味が口の中で広がりますし、汁は汁で牡蠣やら野菜からでた旨味でコクがあります。そして、その旨味を吸った野菜や豆腐がこれまた美味しい。
素晴らしいですね。
是非皆様にも食べていただきたい。
しかし、メニューは仕入れ状況で変わるそうなので牡蠣鍋とは限らないようです。
もし、牡蠣鍋を食べたい場合は事前に相談してみると良いかもしれませんね。
▼さてさて、話を戻しまして、鍋を食べ終わった後の楽しみは当然アレですよね?
そうそう、雑炊です。
今回もやっていただきました。
再度お鍋を温めてもらいご飯を入れて作っていただきました。
お味の決め手はやはりこの旨味たっぷりの味噌ベースの出汁。
これが米と絡んでとにかくたまらない。
思わずガツガツかきこんでしまいました。
▼今回はさらに欲張ってしらす丼も注文
この黄身を割って少し醤油を垂らしていただきます。
これまた犯罪的なうまさです。濃厚な黄身のコクにしらすの風味が合わさってたまりません。
おかわりしようか本気で迷ってしまいました。
(最近痛風になるのではないかと本気で心配してしているので今回はここでストップ笑)
それにしても、御通しから始まって、〆までどれ一つとして手を抜くことなく丁寧に作られていました。周りの常連さん達がこう何度も訪れる理由がわかる気がしますね。
総合感想
さて、今回は池袋の隠れ家的なお店を回ってみたわけですがいかがでしたでしょうか?
個人的にはまた訪れたいと思っています。
この値段でこの味とこだわりようなかなか周りを見渡しても見つかりそうにありません。
唯一残念なのが池袋だっていうことですかね。私の家の周りにあってくれたらどんなに通いつめることか・・・・
すっかり、私もKOUの魅力に当てられてしまっている気がします。これは常連さんが集まるわけですよ!
最初に駅から遠いだの、外観がイマイチだの言いましたが、そんなのどうでもいいですね、これだけ美味ければ・・・。
ごちそうさまでした。
ホームページ –
KOU – コウ –
目的シーン ひとり飲み、デート、友人・知人・同僚、家族と、部下・後輩
アクセス JR 池袋駅 西口 徒歩15分
距離 池袋駅から1kmぐらい
金額 4,000円〜4,999円
営業時間 18:00〜 (終了時間はまちまち)
定休日 不定休
住所 東京都豊島区池袋4-4-5
電話番号 080-3023-6298
- 酔っ払い易さ度: 90% ※ 酒も料理も高品質これで飲めないはずがない。
- 店員なつき度: 80% ※ 大将の人柄も非常に惹かれるところ
- 愚痴り易さ度: 30% ※ 大将に愚痴を聞いてもらうのはアリかも。
- メニューの充実度: 70% ※ 数は決して多いわけではないが十分な量。
- ドリンクの充実度: 70% ※ こちらも決して多いわけではないが十分な量。
- お一人さま指数: 80% ※ むしろ一人の方が楽しめる人もいるはず。
- モクモク指数: 80% ※ 喫煙可なのでタバコを吸う人がいればもくもく。
- いた人のジャンル 30-60代の男女、サラリーマン、OL
- 隣人との密着度: 50㎝ ※ カウンターに並ぶので感覚はそれなりに狭い。
- また行く度: 行く!!行く!!行く!!行く!!行く!!(行く!!は最大5個まで)
※研究会独自の指標の為酔っ払ったその場の感想でして…
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▼いいとこ見つけた!!赤羽のディープな居酒屋131選。赤羽居酒屋研究会▼
KOU (居酒屋 / 池袋駅、北池袋駅、要町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
k
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